シンディの夏休み その1 |
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| アナウンサー「盆休みの帰省ラッシュです。」
シンディ「世間は、盆休みか~。 ホントなら俺も田舎に行ってんのにな~。」
アナウンサー「高速の渋滞は50キロです。」
シンディ「俺が居眠りしてる間に 親父たち勝手に帰省しやがって。」
アナウンサー「映像が来ました。」
シンディ「おふくろもおふくろだぜ。 いつもだったら『晋一!晋一!起きや!!』とか 『あんた寝てばっかしてんとバイト探しや!!』とかなんとか言って 俺を起こしやがんのに こういうイベント事になると起こしやがらねぇ。」
アナウンサー「以上でニュースを終わります。」
シンディ「しかたねぇな。 何かインスタントのモノでも食うか。」
シンディ「何かあるかな~?」
シンディ「…って。ちょっと待ってくれよ。 何もねぇじゃね~か。 買い置きぐらいしとけっつーの。」
シンディ「しかも、今日みたいな クソ暑い日に買い物かよ。 外、何度あんだよ。」
シンディ「え~っと、何々…… 37度!? バッカじゃねーの? こんなアチィ日に買い物に行けっかよ!」
シンディ「でもな~。 買い物に行かねぇと 何も食い物がねぇからな~。」
シンディ「アチィから自転車で行こ」
シンディ「おいおい、ちょっと待ってくれよ~ タイヤに空気が入ってねぇじゃね~かよ!!」
シンディ「なんでこんなクソアチィ日に 俺様が、自転車の空気入れなきゃなんね~んだよ! 田舎に帰るんだったら 帰る前に 自転車の空気ぐらい入れとけっての。」
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8月16日(水)01:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書き物 | 管理
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