シンディの夏休み その2 スーパー編 |
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| シンディ「ここのスーパー 最近できたって聞いてたけど 一回も来たことなかったんだよなぁ。」
シンディ「は~あ。買い物カゴもって一人で歩くオレ。 他の人から見れば 一人暮らししてる学生って感じに見えるんだろうな~。 でも、実際はちがうんだよな~。 家族にほっておかれた男20歳なんだよな~。」
主婦A「ちょっと奥さん。 あの男の子見て」
主婦B「どの子?」
主婦A「あの子や。あの子。」
主婦B「あの、気の抜けたような子?」
主婦A「そう、あの子。」
主婦B「あの子がどうかしたん?」
主婦A「あの子、さっきからずっと一人でブツクサ言ってんねん。」
主婦B「ほっとき。アホうつんで。」
主婦A「そうやな」
(注意 シンディには聞こえていない)
シンディ「え~っと、まずはラーメンだよな~。」
シンディ「カップ○ードルが89円!? しかもお一人様5個まで買っていいのか!? 買いだぜ~。」
シンディ「ラーメンは買ったから 他のモノでも見るか。」
子供「なぁなぁ、あのお兄ちゃん ハゲてんで~。」
母親「メッ!そんなん言うたらあかんやろ。 あのお兄ちゃんにハゲてるって聞こえたらどうすんの? 今度からは、おっきい声でハゲハゲ言うたらあかんで」
子供「うん!わかった!! 今度からは、ちっさい声で言う!」
母親「えらいな~。 じゃあ、お菓子買いにいこか?」
子供「うん!!」
(注意 シンディにはこの会話は聞こえていない。)
シンディ「おっ!コレ安いじゃん。買っとこ。 おっ!コレも買い。コレも買い。」
シンディ「結構買ったな~。 そろそろ、会計済ませるか。」
レジ店員「いらっしゃいませ~。」
シンディ「何々…。当店は… 読み上げ式を採用していますぅ~!?」
レジ店員「ラーメンが5点。 ウーロン茶が1点。アイスコーヒーが1点。 おにぎりが3点。冷凍食品が4点。 毛生え薬が3点。(* ̄m ̄)プッ」
シンディ「今、笑いませんでした?」
レジ店員「いいえ。(○゜ε゜○)プププ」
後ろの客「(。・w・。 ) ププッ」
レジ店員「計9800円で~す。(*≧m≦*)ププッ」
シンディ「(何だよここの店員は? 人のこと笑いやがって。 毛生え薬をオレが使うとはかぎらねぇだろ~が。 まったくよ~。 これだから、最近の奴はよ~。 それにしても毛生え薬高ぇな~。)」
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8月16日(水)02:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書き物 | 管理
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シンディの夏休み その1 |
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| アナウンサー「盆休みの帰省ラッシュです。」
シンディ「世間は、盆休みか~。 ホントなら俺も田舎に行ってんのにな~。」
アナウンサー「高速の渋滞は50キロです。」
シンディ「俺が居眠りしてる間に 親父たち勝手に帰省しやがって。」
アナウンサー「映像が来ました。」
シンディ「おふくろもおふくろだぜ。 いつもだったら『晋一!晋一!起きや!!』とか 『あんた寝てばっかしてんとバイト探しや!!』とかなんとか言って 俺を起こしやがんのに こういうイベント事になると起こしやがらねぇ。」
アナウンサー「以上でニュースを終わります。」
シンディ「しかたねぇな。 何かインスタントのモノでも食うか。」
シンディ「何かあるかな~?」
シンディ「…って。ちょっと待ってくれよ。 何もねぇじゃね~か。 買い置きぐらいしとけっつーの。」
シンディ「しかも、今日みたいな クソ暑い日に買い物かよ。 外、何度あんだよ。」
シンディ「え~っと、何々…… 37度!? バッカじゃねーの? こんなアチィ日に買い物に行けっかよ!」
シンディ「でもな~。 買い物に行かねぇと 何も食い物がねぇからな~。」
シンディ「アチィから自転車で行こ」
シンディ「おいおい、ちょっと待ってくれよ~ タイヤに空気が入ってねぇじゃね~かよ!!」
シンディ「なんでこんなクソアチィ日に 俺様が、自転車の空気入れなきゃなんね~んだよ! 田舎に帰るんだったら 帰る前に 自転車の空気ぐらい入れとけっての。」
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8月16日(水)01:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書き物 | 管理
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