黄巾の乱 1 |
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| 永きにわたって続いてきた漢王朝は 政権争いなどの内部抗争が続き、腐敗しきっていた。 そんな時、各地で大規模な反乱が起きる。
太平道の教祖である張角カズタカの指揮のもと、 朝廷に不満を抱いた民衆が立ち上がった。 その乱は、黄色い布を目印としたことから、 黄巾の乱と呼ばれた。
事態を重く見た朝廷は 全国から義勇兵を募り、何進リョウを 総大将とするカズタカ討伐軍を興す。 各地から集まった群雄の中に 劉備遠藤の姿があった。
何進リョウ「え~っと、この度の黄巾賊討伐の軍の指揮を取る 何進リョウです。よろしくおねがいしま~す。」
劉備遠藤「(あれが総大将の何進リョウ将軍か~。)」
何進リョウ「あっ、遠ちゃんも来てくれたん? 早速で悪いんやけどな。向こうの砦に張角カズタカの弟の 張宝ハマーがいてるから倒して来てくれへん?」
張飛トミー「あんな奴、俺一人でも十分や! 遠ちゃん行こうぜ。」
劉備遠藤「トミーが、そう言うんやったら行こか?」
そう言うと劉備遠藤軍は 張宝ハマーが陣を張る鉄門峡へと向かった。
鉄門峡に近づくにつれ 天候は悪くなり風も強くなっていった。
劉備遠藤「なぁ?ほんまに大丈夫なん?」
張飛トミー「大丈夫だって」
劉備遠藤「自分の大丈夫は当てにでけへんからな~。」
劉備遠藤軍が鉄門峡に到着すると 滑舌のあまい声が聞こえてきた。
張宝ハマー「空気がきれいだと、皆うれしそうです。」
その声とともに暴風が吹いた。
兵士「ハマーだ!ハマーの妖術だ!」
兵士たちは逃げ出した。
劉備遠藤「自分らこんなんで逃げんのか? たるんどるんとちゃうか?」
張飛トミー「逃げたい奴は逃げたらええわ。 わしが、あんな奴一発で仕留めてやるわ!」
劉備遠藤「おっ、言うね~。 でも、この風やったら上までは行かれへんで。」
関羽アッキー「それなら、この絶壁を登ればいい。 奴らも絶壁を登ってくるとは思わんだろう。 それに、奇襲をかけることもできる。」
張飛トミー「それは、いくら何でも無茶だろ?」
劉備遠藤「いや。でも、ええ作戦かも知れんで。」
張飛トミー「遠ちゃんが、そう言うんやったら」
関羽アッキー「よし。それじゃあ行こうか!」
張飛トミーを先頭に3人は絶壁を登り始めた。
そのころ、張宝ハマーは
張宝ハマー「はっはっはっは!僕の妖術は最高さ。 これで世界中の女の子のハートは僕のものだー!!」
張宝ハマーが自分に酔っている間に 3人は絶壁を登りきっていた。
関羽「おい。二人ともあれをみてみろ」
張飛トミー「ん?」
劉備遠藤「なんかあるん?」
関羽アッキー「バカが一人で大笑いしてやがるぜ。」
劉備遠藤「今チャンスとちがうん?」
張飛トミー「俺にまかせろ! ブースト、ON!!」
張宝ハマー「ん?何だ!?」
張飛トミー「遅い!!」
張宝ハマー「しまった!?」
一瞬のことだった。 張飛トミーが持つ得物「蛇矛」が 張宝ハマーの心の臓を貫いた。
張飛トミー「口ほどにもねぇ。 敵将 張宝ハマー討ち取ったぜ。」
断崖絶壁を登って 敵が攻めてくるとは思わなかった黄巾賊は だれが敵か味方かわからなくなり あちこちで同士討ちがはじまった。
そして、仲間同士の同士討ちのために 1万人余りの賊が死んだ。
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5月19日(金)01:25 | トラックバック(0) | コメント(2) | 三国志 | 管理
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