HEROの○○な日記
 
天剣絶倒
 


2006年5月19日を表示

黄巾の乱 1

永きにわたって続いてきた漢王朝は
政権争いなどの内部抗争が続き、腐敗しきっていた。
そんな時、各地で大規模な反乱が起きる。

太平道の教祖である張角カズタカの指揮のもと、
朝廷に不満を抱いた民衆が立ち上がった。
その乱は、黄色い布を目印としたことから、
黄巾の乱と呼ばれた。

事態を重く見た朝廷は
全国から義勇兵を募り、何進リョウを
総大将とするカズタカ討伐軍を興す。
各地から集まった群雄の中に
劉備遠藤の姿があった。


何進リョウ「え~っと、この度の黄巾賊討伐の軍の指揮を取る
何進リョウです。よろしくおねがいしま~す。」

劉備遠藤「(あれが総大将の何進リョウ将軍か~。)」

何進リョウ「あっ、遠ちゃんも来てくれたん?
早速で悪いんやけどな。向こうの砦に張角カズタカの弟の
張宝ハマーがいてるから倒して来てくれへん?」

張飛トミー「あんな奴、俺一人でも十分や!
遠ちゃん行こうぜ。」

劉備遠藤「トミーが、そう言うんやったら行こか?」

そう言うと劉備遠藤軍は
張宝ハマーが陣を張る鉄門峡へと向かった。

鉄門峡に近づくにつれ
天候は悪くなり風も強くなっていった。

劉備遠藤「なぁ?ほんまに大丈夫なん?」

張飛トミー「大丈夫だって」

劉備遠藤「自分の大丈夫は当てにでけへんからな~。」

劉備遠藤軍が鉄門峡に到着すると
滑舌のあまい声が聞こえてきた。

張宝ハマー「空気がきれいだと、皆うれしそうです。」

その声とともに暴風が吹いた。

兵士「ハマーだ!ハマーの妖術だ!」

兵士たちは逃げ出した。

劉備遠藤「自分らこんなんで逃げんのか?
たるんどるんとちゃうか?」

張飛トミー「逃げたい奴は逃げたらええわ。
わしが、あんな奴一発で仕留めてやるわ!」

劉備遠藤「おっ、言うね~。
でも、この風やったら上までは行かれへんで。」

関羽アッキー「それなら、この絶壁を登ればいい。
奴らも絶壁を登ってくるとは思わんだろう。
それに、奇襲をかけることもできる。」

張飛トミー「それは、いくら何でも無茶だろ?」

劉備遠藤「いや。でも、ええ作戦かも知れんで。」

張飛トミー「遠ちゃんが、そう言うんやったら」

関羽アッキー「よし。それじゃあ行こうか!」

張飛トミーを先頭に3人は絶壁を登り始めた。

そのころ、張宝ハマーは

張宝ハマー「はっはっはっは!僕の妖術は最高さ。
これで世界中の女の子のハートは僕のものだー!!」

張宝ハマーが自分に酔っている間に
3人は絶壁を登りきっていた。

関羽「おい。二人ともあれをみてみろ」

張飛トミー「ん?」

劉備遠藤「なんかあるん?」

関羽アッキー「バカが一人で大笑いしてやがるぜ。」

劉備遠藤「今チャンスとちがうん?」

張飛トミー「俺にまかせろ!
ブースト、ON!!」

張宝ハマー「ん?何だ!?」

張飛トミー「遅い!!」

張宝ハマー「しまった!?」

一瞬のことだった。
張飛トミーが持つ得物「蛇矛」が
張宝ハマーの心の臓を貫いた。

張飛トミー「口ほどにもねぇ。
敵将 張宝ハマー討ち取ったぜ。」

断崖絶壁を登って
敵が攻めてくるとは思わなかった黄巾賊は
だれが敵か味方かわからなくなり
あちこちで同士討ちがはじまった。

そして、仲間同士の同士討ちのために
1万人余りの賊が死んだ。



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5月19日(金)01:25 | トラックバック(0) | コメント(2) | 三国志 | 管理


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